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リウマチ科

概要

 関節リウマチは、免疫の異常により関節の滑膜に炎症が起こり、その結果軟骨や骨などを徐々に破壊していき、関節が変形したり、動かなくなったりする病気です。発症原因はまだ特定されておらず、遺伝的素因と環境因子(細菌・ウイルス感染など)の2つが関与していると考えられています。
 当院では、リウマチに対して主に薬物療法にて治療を行います。患者様一人一人の状態を血液検査やレントゲン線などにて定期的に診察し、メトトレキサート(MTX)や生物製剤など最善最適の治療法を選択します。
 治療の目的は寛解(炎症が限りなく低い状態)することで骨の破壊を防ぎ、日常生活動作を維持することです。
何か、リウマチについて分からない事があれば、医師・看護師にお気軽にご相談下さい。
 

症状・診断・治療について

症状

 リウマチの初期症状は、関節の腫れ(主に手首足首、手指足趾)・朝起きたときのこわばりなどがあり、ペットボトルのキャップが開けづらくなったりします。
これが進行すると大きな関節(股・肩・膝)などにも症状が出始めて、変形が生じ歩行や日常生活にも支障がでてきます。
 
まずは以下の症状がでた場合は一度受診してみてください。
1)朝にこわばりを感じる
2)両方の手や足の関節が腫れて1週間以上続く
3)身体がだるく倦怠感を感じる
4)全身の3つ以上の関節が腫れて痛みがでる

診断

   リウマチのレントゲン(手)
医師による視診(眼で見て診察)や触診(触って診察)と、レントゲン線での関節の腫れ野状態を診察します。
また、血液検査にてリウマチ因子の有無・炎症反応を調べます。

治療

関節リウマチの治療は早期が大切です。
当院では、薬物療法を主におこなっております。
薬物療法では、
1)抗リウマチ薬(MTXなど)
2)非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSADIS)
3)副腎皮質ホルモン(ステロイド)
4)生物学的製剤(シンポニーなど
 
まずは、非ステロイド性消炎鎮痛薬などを開始し、症状が変わらなければMTXの投与を開始します。
MTXは飲み方に特徴があり、注意するべき点もある薬です。看護師が皆さんに分かりやすく飲み方を指導します。
MTXでも症状が変わらない方には、生物学的製剤に移行する事を考えます。
生物学的製剤は、痛みや関節の腫れ骨・軟骨の破壊を引き起こす原因となる物質(サイトカイン)や作用を抑える薬剤です。
 

医療法人社団
札幌藤が丘整形外科医院

〒061-2282
北海道札幌市南区藤野二条2丁目1-18
TEL.011-592-1388
FAX.011-592-1315

平日:午前 9時〜12時30分
   午後14時〜17時
土曜:午前 9時〜12時30分
休診:日曜、祝祭日、年末年始


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