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整形外科

概要

 院では、一般整形外科疾患のほか、打撲や捻挫・骨折などの外傷や変形性変化を伴う加齢疾患である骨粗鬆症、関節リウマチ、痛風などを扱っております。
 当院院長は膝専門であり変形性膝関節症に対するヒアルロン酸関節内注射やリハビリ治療、人工関節置換術、関節鏡下手術などを行っております。
 また、脊椎・上肢・股関節に関しては市内各病院より専門医を招いて、診療・手術を行っております。
患者様の症状に合わせた最善の治療を目指しております。
 
 
取り扱う疾患例)
下肢:変形性膝関節症、半月板損傷、変形性股関節症、足底筋膜炎、外反母趾など
脊椎:腰部脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニア、骨粗鬆症など
上肢:手根管症候群、腱鞘炎、五十肩など
その他:巻き爪(陥入爪)、創傷
                         骨折のイラスト
 
 

変形性膝関節症について

症状・原因

 変形性膝関節症とは加齢や筋肉の衰え、無理な動作が続くスポーツや仕事が原因(一次性)であったり、病気や膝周辺の骨折・けがの既往が原因(二次性)となり、膝に負担(ストレス)がかかり膝の関節軟骨がすり減って炎症を起こす病気です。
 
初期症状は、
〇立ち上がりや歩きはじめの動作時のみ痛み、しばらく休むと楽になる
〇膝に違和感を覚える
中期症状は、
〇痛みの頻度が多くなり、膝が曲がりきらない伸びきらない状態になる
〇正座や階段昇降が辛くなり、膝が腫れたりする
末期症状は、
〇仕事や家事(買い物など)の活動範囲が狭くなる
〇外見的にも関節の変形が目立ち、O脚となる
 
 

診断

正常な膝(ステージⅠ)  変形した膝(ステージⅤ)
診断はレントゲン線にて北大分類による病期分類によって、5つのステージに分けて診断します。
ステージⅠ~Ⅲ:ヒアルロン酸関節内注射やリハビリなどの
                       保存療法をおこないます
ステージⅣ~Ⅴ:手術(人工関節置換術)を勧めます
※以上は、あくまでも指標であり、MRIなどで異常がみられる場合は手術を進める場合もあります。

手術

関節鏡下手術
比較的、初期・中期症状の方で傷ついた半月板や軟骨を切除や縫合をする手術です。
膝周囲に小さな穴を2カ所ほど開け、関節内をカメラにて見ます。
傷(創部)も小さい為、手術後翌日より方向が可能であり早期社会復帰ができます。
  手術前    手術後
高位脛骨骨切り術(HTO:High Tibial Osteotomy)
40~60歳代で骨がしっかりしている方や、運動や肉体を使う仕事を続けたい活動性が高い方などに勧めます。
自分の骨を切り、O脚を矯正してX脚気味にして内側の傷んだ関節にかかる力を外側の関節に分散させる手術です。
 
自分の骨で治療をする為、スポーツや重労働などが可能なまでに回復します。骨癒合までに時間がかかり、痛みが続くことがありますが自分の足として歩行することが可能になります。
10年以上経つと、痛みが再発し再手術(人工関節手術)の可能性もあります。
  手術前    手術後
人工膝関節単顆置換術
(UKA:Unicompartmental Knee Arthroplasty)
前十字靭帯(ACL)など靭帯に不全がない方、リウマチではない方、大腿脛骨角(FTA)が181°以下の方や骨がしっかりしているなどに勧めます。
変形した関節面(片側のみ)に対して人工関節を置換する手術です。
 
◎片側のみの置換なので、膝の曲がりがよく正座も可能になります。力仕事も可能なまでに回復します。
⚠人工関節のゆるみが生じやすく、再置換の可能性もあります。
  手術前    手術後
人工膝関節全置換術
(TKA:Total Knee Arthroplasty)
変形性膝関節症の末期であり、関節面全体が変形している方、痛みが強く、立ち座りや歩行など日常生活に支障をきたす方などに勧めます。
変形した関節の表面(痛んだ軟骨と骨の表面)を金属などでできた人工関節に置き換える手術です。
 
◎現在の人工関節においては一生もつことが多いです。痛みが解消され、いつも通りの日常生活の獲得が期待できます。
⚠正座ができなくなります。感染などが起きた際には再置換の恐れがあります。

医療法人社団
札幌藤が丘整形外科医院

〒061-2282
北海道札幌市南区藤野二条2丁目1-18
TEL.011-592-1388
FAX.011-592-1315

平日:午前 9時〜12時30分
   午後14時〜17時
土曜:午前 9時〜12時30分
休診:日曜、祝祭日、年末年始


1.整形外科
2.リハビリテーション科
3.リウマチ科
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